Ivanti Neurons for UEM
単一の管理画面ですべてのデバイスを検出、管理、保護します。
導入事例

Hoogheemraadschap Hollands Noorderkwartier(HHNK)は、オランダのヘールフゴヴァールトに本部を置く水管理機関です。HHNKは、下水浄化、道路・橋梁の保守、水に関する危機管理を提供することで、100万人を超える人々に清潔な生活用水と安全な水路を確保しています。またHHNKは、低地にある自治体が海面上昇や気象条件の変化に伴うリスクを軽減できるよう支援しています。海岸線や湖沿いにある1,400キロメートルを超える堤防と砂丘を監視することで、HHNKはこれらの地域の洪水防止に貢献しています。
従業員の生産性と効率を向上させるため、HHNKは2013年に初めてモバイルデバイスを導入しました。当初、オフィススタッフと現場作業員には、組織所有のiPadとAndroidスマートフォンでメール、カレンダー、連絡先にアクセスするためのSecure Accessが提供されました。この最初のモバイル導入にあたり、HHNKはIvantiが買収したMobileIronを選定し、これらすべてのデバイスをリモートで構成するとともに、モバイル業務アプリとデータへのアクセスを保護しました。時間の経過とともに、HHNKはどこからでも安全に生産性を発揮できるようモバイル機能を拡張する必要が生じました。特にCOVID-19パンデミックの発生後、その必要性は高まりました。
「新型コロナウイルスの影響が出てから、従業員が自宅でも生産性を維持できるよう、モバイルインフラにデバイスを迅速に追加する必要がありました」と、HHNKのアプリケーションマネージャーであるBas Wassink氏は述べています。「Ivantiにより、現在はAndroidとiOS、近い将来はWindows 10を含む新しいデバイスを迅速に展開できます。Ivantiを使えば、複数のソリューションを使い分けるのではなく、1つのコンソールですべてを構成できます。日々新しい課題が発生しますが、Ivantiは絶えず変化するこの環境に迅速に適応できる柔軟性を維持するのに役立っています」
2020年1月、オランダ政府は情報セキュリティコンプライアンスフレームワークの更新版を発行しました。BIOとして知られるこの規制は、中央政府、自治体、州、HHNKのような水管理組織を含む公共部門のあらゆる階層にわたって、情報セキュリティのベースラインを定めるものです。更新されたフレームワークの最終的な目的は、セキュリティリスクを低減し、安全なデジタル政府を実現することです。
幸いなことに、新しい規制が導入された時点で、HHNKはすでにデータ侵害の主な原因であるパスワードベースの認証を最小限に抑える取り組みとして、Zero Sign-On(ZSO)の導入を進めていました。ZSOは、組織所有のiOSまたはAndroidデバイスでMicrosoft TeamsやMicrosoft Office 365などのクラウドサービスにアクセスする際のパスワードを不要にすることで、HHNKがオフィス外でも安全な事業継続性と生産性を維持できるよう支援します。
HHNKは、管理対象外の従業員所有WindowsラップトップにもZSOを有効化しました。これにより、リモートユーザーはMicrosoft Teamsなどのクラウドベースのコラボレーションサービスにシームレスにアクセスできます。これらのデバイスは管理対象外ですが、Accessにより、ユーザーは組織所有のiOSまたはAndroidモバイルデバイスから発行されたQRコードをスキャンすることでTeamsを開くことができ、信頼された本人であることが確認されます。
「驚くべきことに、非常にシームレスなため、従業員は自分が認証していることにさえ気づきません」とWassink氏は述べています。「組織所有のデバイスでは、Teamsが自動的に開いてそのまま使えます。管理対象外の個人用ラップトップでは、QRコードをスキャンします。いずれの場合も、長いパスワードを入力したり更新したりする必要はありません。そして、その手順をなくしたことについて不満の声は一切ありませんでした」
パスワードレス化により、HHNKは侵害または盗難されたユーザー認証情報に起因するフィッシング攻撃やその他の脅威のリスクも低減しました。現在、COVID-19パンデミックの状況下では、従業員がどこからでも働けるよう、モバイルとデスクトップの生産性を高める安全な業務環境を確保することが、これまで以上に重要になっています。
モバイル脅威とフィッシング攻撃が増加する中、HHNKはセキュリティ侵害に対する追加の保護を提供したいと考えていました。デバイス、ネットワーク、アプリケーションの脅威から保護するため、同機関は1,200台を超える組織所有デバイスにMobile Threat Defense(MTD)を迅速に展開しました。MTDはUEMクライアントに直接組み込まれているため、ユーザーはソフトウェアをインストールまたは有効化しなくても、デバイスに影響する潜在的な脅威や脆弱性について即座に通知を受け取ることができます。
「MTDの展開は本当に素晴らしいものでした。ユーザーがデバイス上で有効化するために何もする必要がないため、当組織にとって完璧に機能しています」とWassink氏は述べています。「ユーザーが意識しなくても、バックグラウンドで常に稼働しています。アプリのパフォーマンスに影響を与えたり、ユーザーのワークフローを妨げたりすることなく、追加のセキュリティレイヤーを提供してくれます。従業員がさまざまな場所で、複数のネットワークやデバイスを使って働いている現在、これは特に重要です。私はMTDを保険のようなものだと考えています。必要になることはないと願いつつも、万一に備えて持っておくと安心なものです」
パスワードのリスクを排除し、重要なアプリとデータをモバイル脅威から保護することに加え、HHNKは革新的なモバイルアプリとサービスを通じて業務を変革しました。現在、現場作業員は水質と安全性を監視するために必要なすべての情報とアプリをモバイルデバイス上で利用でき、時間のかかる書類作業と手作業によるデータ入力を完全に置き換えています。
HHNKはApps@Workを通じて複数のアプリを展開し、Tunnelで保護しています。これらのアプリにより、HHNKの従業員はインフラ保守リクエストを送信および更新できます。従業員は、道路の穴など特定の問題の写真を撮影し、作業依頼をサードパーティの保守チームに直接送信できます。
モバイル導入前は、作業員は作業指示を提出し、電話をかけ、リクエストを更新するための追加書類に記入するために、オフィスへ戻る必要がありました。このような革新的な保守アプリを活用することで、HHNKは従業員が地域全体の案件管理や水質検査に関する最新のファイルと割り当てにアクセスし、更新できるようにし、現場業務の効率化を支援しています。
Ivantiにより、HHNKはiOS向けAppConnect、またはAndroid向けAndroid EnterpriseとSamsung Knoxを使用して、これらのアプリやその他の社内アプリおよび公開アプリをモバイルデバイス上で安全にコンテナ化できます。コンテナ化されたIvanti環境により、IT部門はデバイス上の業務アプリと個人用アプリを分離し、VPNなしでオンプレミスアプリへのSecure Accessを提供できます。
「Ivantiは、従業員にアプリの可能性を広げるうえで役立っています」とWassink氏は述べています。「短期間で効率を大幅に向上させ、従業員満足度を高め、大量の書類作業を削減することができました。これは当組織の重要なサステナビリティ目標の1つです」と同氏は語っています。
絶えず変化するハイブリッドワーク環境の中で俊敏性を維持するため、HHNKは今後もIvantiを活用して、より多くのモバイルデバイス、アプリ、サービスをサポートしていく予定です。たとえば、HHNKがMTDとZSOで得た成功を受け、Windows 10ラップトップを別のソリューションからIvanti Neurons for UEMへ移行する計画です。また同機関は、オランダではこのような作業員が非常に不足していることから、保守作業員が限られたリソースでより多くのことを実現できるよう、モバイルの革新性と効率を高める新たな方法を引き続き模索しています。Ivantiによってモバイルの柔軟性とセキュリティがさらに高まることで、HHNKはリモートワーカーと現場作業員の双方が、働く場所を問わず生産性を維持できるようにしています。
注:お客様の成果は、Ivantiがその一部を構成するお客様固有の全体環境および経験に基づくものです。個々の成果は、お客様それぞれの固有の環境によって異なる場合があります。