Ivanti Neurons for MDM
Ivanti Neurons for MDMは、あらゆる場所で、あらゆるデバイスからデータやアプリへの安全なアクセスを実現します。
導入事例

1887年にニューヨークで設立された米国国立衛生研究所(NIH)は、米国を代表する医学研究機関です。NIHは、健康の向上と人命救助につながる重要な発見を生み出す基幹プログラムを統括しています。NIHは27の研究所・センターで構成され、それぞれが特定の疾患や身体システムに重点を置いた研究課題に取り組んでいます。またNIHは、医学図書館や医学図書館員、その他の健康情報専門家の育成を通じて、健康情報の収集、普及、交換を推進するプログラムも支援しています。
2012年、NIHは膨大な量のデータを共有・発信する従業員向けにモバイルデバイスとアプリを安全に利用できるようにするため、Ivantiの顧客となりました。2018年までに、Ivantiは同機関にとって唯一の統合エンドポイント管理(UEM)プラットフォームプロバイダーとして支援するようになりました。年月を重ねるにつれ、同機関の目標と政府の要件は拡大し、インフラストラクチャはより複雑化しました。その各段階で、Ivantiは新たな課題を解決する柔軟性を提供し、非常に複雑な医学研究・医療インフラ全体で同機関の業務改善を支援してきました。現在、NIHでは何千人もの従業員が安全なモバイルデバイス上で機関のアプリやサービスにシームレスにアクセスでき、Microsoft Office 365のようなクラウドサービスを利用して、どこで働いていても容易にコラボレーションできるようになっています。
効率性と従業員のコラボレーションを高めるため、NIHのCIOオフィスとCenter for Information Technology(CIT)は、機関全体をMicrosoft Office 365へ移行しました。この取り組みの一環として、同機関はNIH環境およびO365と安全に統合できる単一のモバイルデバイス管理ソリューションへの統合を求めていました。NIHは、Office 365への安全な認証を実現するために、Ivanti Accessのシングルサインオン(SSO)ソリューションを活用しました。短期間のうちに、プロフェッショナルサービスチームはNIHのフェデレーション環境の要件を満たしながら、Office 365とIvanti Accessの完全な統合を実現しました。このソリューションは、ユーザー、デバイス、アプリケーションの属性に基づく条件付きアクセスを可能にし、承認されたNIHユーザーに対してシームレスで安全なO365クラウド認証を提供します。Ivantiは、過去に利用されたどのテクノロジープロバイダーよりも迅速かつ成功裏にこのソリューションを導入しました。
NIHは、モバイルデバイス上でOffice 365へのSSOアクセスをサポートすることに加え、Webアプリや内部モバイルアプリへの安全な認証をより簡単に提供する方法も必要としていました。Ivantiは、派生資格情報による安全な認証をNIHが実現できるよう支援しました。派生資格情報は、政府機関が強力なモバイル認証を実施するための、信頼性が高く、使いやすく、コンプライアンスに準拠した方法を提供します。
これを実現するため、NIHはユーザーのモバイルデバイスを仮想スマートカードに変える革新的なモバイルアプリケーション、PIV-D Managerを使用しています。このアプリにより、NIHの従業員はモバイルデバイスを使ってNIHのWebサイトやシステムへシームレスに認証できる、安全でNIST準拠の方法を利用できます。現在、NIHの従業員は認証のために複雑なパスワードを覚えたり入力したりする必要がありません。またNIHは、盗まれたパスワードや、ユーザーをだまして資格情報を開示させるフィッシング攻撃のリスクも低減しています。その結果、あらゆるモバイルデバイスからNIHのリソース、アプリ、コラボレーションサービスへ即座に安全にアクセスできます。
「技術者としていつも冗談で言うのですが、[Ivanti]の派生資格情報ソリューションは非常にうまく機能するため、デモがとても退屈に見えるほどです。このソリューションは使いやすさを高めながら、同時にセキュリティも強化します。まさに双方にメリットがあると考えています」と、NIHで契約業務に従事するMicrosoft Certified Solutions MasterのAdam Miceli氏は述べています。「従業員は自分のデバイスをUEMソリューションに登録することに抵抗を感じることがよくありますが、スマートカードを使わずにどこからでも内部システムやデータへシームレスにアクセスできるようになると、すぐに見方が変わります」
従業員は現在、iPhoneやタブレットなどあらゆるモバイルデバイス上で派生資格情報を使用し、メール、イントラネット、その他のアプリケーションへ安全に認証しています。これは、暗号化されたAppConnectフレームワークが派生資格情報を保存し、iOSまたはAndroidデバイス上のEmail+、Docs@Work、Web@Workなど、他のAppConnectアプリへの安全な認証に共有できるためです。
Ivanti導入以前、NIHはNIH Clinical Centerでポータブルワークステーションを備えた遠隔医療システムを使用していましたが、高価で管理も煩雑でした。Ivantiソリューションの導入後まもなく、医師や医療従事者から研究者、事務スタッフに至るまで、何千人もの従業員が、個人所有または政府支給のモバイルデバイスから、必要なアプリやデータの大半に容易にアクセスできるようになりました。IvantiはAndroidゼロタッチ登録とApple Business Manager(ABM)の両方をサポートしているため、NIHの管理者は手動でアクセスすることなくデバイスを迅速に設定できます。
NIHは、Ivanti Apps@Workエンタープライズアプリストアを通じてさまざまなアプリケーションを展開しています。その中には、悪天候やその他の重大な事象などの緊急時に、ユーザーへ即座に警告し、安全対策の手順を提供する緊急通知アプリも含まれます。
NIH Clinical Centerは、医師や看護師を含む病院スタッフ向けに、安全な医療アプリも展開しています。Sunriseモバイルアプリにより、医療従事者はZebra AndroidまたはiOSモバイルデバイスから、すべての電子健康記録(EHR)に簡単かつ安全にアクセスできます。これにより、医師や看護師は詳細な患者の健康データ、保険情報、請求情報にどこからでもアクセスできます。また、病院内に大型のワークステーションを設置する必要がなくなります。そうしたワークステーションは多くの場合、使用や保守に手間がかかっていました。
NIHはまた、Ivantiアプリストアを通じて医師の電話端末にSpokモバイルアプリを配信しています。Spokは安全なメッセージングアプリで、NIHは患者の状態変化に緊急対応が必要になる可能性のあるオンコールの臨床医へ、安全なアラートやメッセージを送信するために使用しています。Spokはさらに、医師や他のスタッフ間で暗号化され追跡可能なメッセージングを提供し、機密性の高い患者情報を保護します。
モバイルデバイス上の機密性の高い研究データや医療データの保護を支援するため、NIHは2020年初頭のCOVID-19流行直前に、モバイルデバイスへのMTD導入を開始しました。MTDがこれらのデバイスに導入されるとすぐに、IT部門は検出された脅威に関する通知を受け取り始めました。現在は、COVID対策によりリモートで働く従業員が増えているため、MTDが追加の保護レイヤーとなり、従業員がどこで働いていても、従業員のデバイス上で内部データの安全性を確保しています。
Ivantiは、NIHにおけるモバイルワークフォースの活用を大幅に簡素化することを支援してきました。現在、同機関は即時のデバイス登録と構成、派生資格情報によるパスワードレスアクセスと多要素認証、MTD、SSOによるOffice 365への安全なアクセスといった機能を活用しています。その結果、NIHはパスワードに伴うリスクと負担を軽減し、モバイルデバイスの脅威を修復し、セキュリティポリシーを適用しながら、あらゆるデバイスでシームレスに生産的かつ協調的に利用できるユーザーエクスペリエンスを支えています。
注記:お客様の成果は、Ivantiがその一部を構成する全体的な環境や経験に固有のものです。個々の成果は、お客様ごとの固有の環境により異なる場合があります。