自社のIT資産について考えてみてください。おそらく世界中の色々な場所で、様々な業務に使用されているでしょう。スマートフォンからノートパソコン、そしてモニターまで、ITハードウェアは多数ありますが、そのひとつひとつが、寿命を迎えるまでかなり幅広い経験をすることになります。この事実を踏まえると、IT資産がもし言葉を話せたら、一体何を語るのだろうという疑問がわいてきます。IT資産は一体どんな話を聞かせてくれるでしょうか?

ホワイトペーパー: ITSMとITAMを統合するメリットを示す5つの事例ホワイトペーパーITSMとITAMを統合するメリットを示す5つの事例

お客様よりお寄せいただいたIT資産管理(ITAM)に関する4件の実話を資産目線で漫画にしました。この漫画は、このブログの中でご覧いただけます。IT資産がもし言葉を話せたら、自社の資産は何を語ると思いますか?Twitterでぜひご意見をお聞かせください。投稿する際には、必ず「@GoIvanti」のタグを付けてください。

資産をキャビネット症候群の犠牲にしないこと

社内のIT資産すべてを各資産の性能を最大限に発揮させて活用することが望ましいのは当然ですが、IT資産管理(ITAM)に関する戦略を導入していない場合には特に、そう簡単に実現できないのが現実です。

Ivanti Asset Manager: デモのリクエスト

企業の多くには、IT資産を収納する場所が存在しています。あくまでも一時的な置き場で、そこにずっと入れておくことを目的に物を入れる場所ではありません。ところが、大抵の場合、入れられた物は永遠にそこに置きっぱなしにされてしまうのです。

不正使用されている資産のセキュリティリスク

また、棚の中に放置され忘れられている資産は、ハードウェアの寿命と価値を損している他に所有資産を把握していないことに関連するリスクが存在する可能性もあります 。追跡されていない資産がある場合、セキュリティに重大な影響がもたらされます。所有している資産を把握すらしていないのに、安全に保護することができるでしょうか?把握できていない資産の存在は、パッチが適用されていない資産へとつながり、ハッカーに対して企業のネットワークに侵入するためのドアをご丁寧に開けることになり兼ねません。

資産のライフサイクルを把握する

IT資産管理とは、資産の物理的な場所を追跡することだけではありません。資産の健康状態やパフォーマンスを常に把握することでもあります。所有している資産がライフサイクルのどの段階にあるのかを把握していない場合、生産性を損失するリスクと修理のために不必要なコストを出費するリスクを負っていることになります。

あるお客様より先日こんな話を聞きました。新たに購入した複数のノートパソコンのうち何台かが問題のある挙動を示したため調べてみると、バッテリー寿命とシステムの速度に問題があったようです。このお客様は、問題のあるノートパソコンがまだ保証期間内であることを把握されていたため、問題を修正するために時間を割く代わりに、交換を依頼したそうです。そしてもちろん何の問題もなくすべてのノートパソコンを交換できたということでした。

このお客様のように保証対象の資産を交換できることだけが、IT資産のライフサイクルを追跡するメリットだけではありません。先日、Ivantiでマーケティングマネージャーを務めているロイシン・ティムズと話をする機会がありました。IvantiのIT部門で充実した日々を送っているようでした。彼女が数年前にノートパソコンを使っていた時、そのノートパソコンの動作が徐々に遅くなったそうです。ただ動作が遅いと言っても、イライラするほど遅かったわけでも、社内での仕事を滞らせるほどの遅さだったわけでもなかったそうです。そんな時、彼女に対してIT部門から新しいノートパソコンを購入しようと思っていると提案があったそうです。IT部門は彼女の資産を追跡していたため、ハードウェアの交換時期に近付いていることを把握していたのです。だからこそ、IT部門は、ノートパソコンの動作が遅くなってきたことが「問題」に発展する前に、彼女に対して主体的に提案をすることができたのです。

「IT部門があれほど主体的に動いていることに感銘を受けました。ノートパソコンで深刻な問題が起きる前に新しいノートパソコンに買い替えてもらうことができたんです。仕事が中断されることも一切ありませんでした」とロイシンさんは当時のことを振り返っていました。

IT部門は、資産を最新の状態、そして性能を最大限発揮できる最高の状態に維持していただけでなく、資産のユーザーの満足度を維持し、ユーザーが最高のパフォーマンスで業務を遂行できるよう努力していたということです。これはハードウェア資産を追跡し続けるためにITAMに関する戦略を導入することで得られる多くのメリットのほんの一部に過ぎません。

使用されていないライセンスの回収&再割り当て

ITAMは、単にハードウェア資産を管理することではありません。もうひとつ欠かせないのが、ソフトウェア資産を管理することです。監査を回避するためのソフトウェアへの浪費は、IT部門にとってとてつもなく大きな問題となっています。自社環境に存在するソフトウェアを把握すること、利用状況を追跡すること、そしてIT資産を効率的に活用できる部門や方法を見極めることは企業にとって必要不可欠です。

ソフトウェアの利用状況を追跡すれば、使用されていないライセンスを回収し、必要なユーザーに割り当て、ソフトウェアのパフォーマンスと価値を最大限に活用することができます。これはコスト削減だけでなく、監査のリスクの軽減にも役立ちます。また、自社環境においてシャドーIT(許可なく使用する個人用のデバイス)を把握し管理することにも役立ちます。ソフトウェア資産管理は、抜かりない完璧な状態とライセンスの最適化の実現を可能にします。

Ivantiは、企業のIT資産のユーザーの皆様の満足度を維持することはもちろん、資産がもし言葉を話せるなら「幸せだ」と言ってもらえるような状態に資産を維持することを目指しています。IvantiのITAMとITサービス管理ソリューションがあれば、資産に「喜んでもらえる」IT戦略を構築できます。

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